東京の温泉に関するうんちく

実は東京は温泉県なんです。

東京都は温泉密度で第3位て知っていました?

なんと23区だけだとダントツで第1位です。

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そうです、知らないだけで東京には沢山温泉が有るんです。

なので管理人は仕事帰りに疲れをいやしたい、週末に1日だけ空いているので温泉に行きたい。

という欲望を満たすために東京都の温泉について調べてみました。

東京の温泉の泉質

黒湯

東京の温泉(特に23区内)は大きく分けると2つの泉質からなります。
比較的昔から利用されている温泉で浅い層から湧き出している温泉です。
これはいわゆる黒湯と言われる温泉で海水や植物及び海藻などが埋没によって地中に閉じ込められこれが分解したものが主成分でこれらに含まれるフミン酸が分解され重炭酸塩となり素イオン濃度(pH)が8以上のアルカリ性となっています。
これは北海道の「モール(植物)泉」と同様のものですが温度的にはモール泉のように高温ではなく比較的低温となっています。
黒湯は特に大田区に多く見られます。

化石海水型の温泉

これは最近になって出てきた温泉で掘削技術の進歩により深い地層まで掘ることが出来る様になってので実現している温泉です。
特に都心部にあるSPAなどはこれに該当するものが多く、泉質は植物などの分解による重炭酸及び海水を多く含んでいて、殆どは重曹泉又は食塩泉で、一部には鉄泉のものもあります。

東京の温泉の状況

先程は温泉密度では全国3位と書きましたがまあ実際の数では残念ながら
北海道や大分には及びませんではでは実際にどのくらいの数が有るのでしょうか?

東京都23区  61施設
多摩地区   37施設
※平成26年3月時点 東京都資料より(温泉スタンド含む)

と合計で98施設と100近い数の施設がが登録されています。

その中で日帰り温泉という視点でまとめたものがこちらになります。

東京都23区の温泉

東京都多摩地区の温泉

温泉の効能など。。

温泉には一般的に効能があると言われています。

それをまとめたものがこちらの表となります。
※個々の温泉については温泉の記載が正しいのそちらを参考にしてください。

塩類泉の場合

泉質 適応症
塩化物泉 切り傷、やけど、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病
炭酸水素泉 切り傷、やけど、慢性皮膚病

特殊成分を含む療養泉の場合

泉質 適応症
硫酸塩泉(鉄ー硫酸塩泉およびアルミニウム硫酸塩泉を除く) 動脈硬化症、切り傷、やけど、慢性皮膚病
二酸化炭素泉 高血圧症、動脈硬化症、切り傷、やけど
含鉄泉 月経障害
含銅ー鉄泉
硫黄泉 慢性皮膚病、慢性婦人病、切り傷、糖尿病、(硫化水素型)、高血圧症、その他は上記に準じる
酸性泉 慢性皮膚病
含アルミニウム泉 動脈硬化症、切り傷、やけど、慢性皮膚病
酸性泉に準じる 疾風、動脈硬化症、高血圧症、慢性胆嚢炎、胆石症、慢性皮膚病、慢性婦人病

今流行の炭酸泉とは

炭酸泉とは

日本の温泉法の定義では、炭酸ガス(二酸化炭素)が単独で250ppm(1リットルに250㎎)溶けている温水を言います。
また、1リットルに1g)溶けていれば「療養泉」と呼ぶことも出来ます。

炭酸泉の効能

血管を拡張し血液循環を良くする効果があります。

皮膚から小さな分子である炭酸が浸透し毛細血管に到達し血中に入ります。
すると血液の炭酸濃度が通常よりも濃くなり老廃物が血中に多くあるとご認識して血管を拡張してその場所に酸素や栄養を供給しようとします。
          ↓
その結果血管拡張により温水からの熱が入りやすくなり短時間で体温が上がる効果があります。

大体水道水に比べて炭酸泉の方が同じ温度でも2度位高く感じると言われています。

また温泉に溶け込んでいる炭酸を体内に取り込むので、炭酸の泡は効くようにみえても実は体内に殆ど取り込まれないので効果は少ないと言われています。

・経皮的に皮下組織に侵入し、皮下の血管を拡張させる。これによって皮下血液量の増加と組織への酸素供給量の増加・組織老廃物の除去がなされる。
・出浴後も炭酸ガスの効果により保温が持続する。
・血管拡張による末梢血管抵抗の低下で血圧が下降する。
・濃度勾配に応じて血管拡張作用がある。

・腰痛やリウマチなどの疼痛性疾患に効果

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